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　　君よ、強く生きるのだ

　初めて君に出逢ったとき
　あどけないながらも
　君の瞳が大人びて見え
　背伸びした生意気で
　ませた少女だった

　そんな君は当然仲間から浮いていた
　ある日、嫌がらせを受けて
　貝のように堅く心を閉ざして
　大好きだった
　詩や小説も書かなくなってしまった

　それから数ヶ月が過ぎて
　君は自分の意志で決めた新しい環境で
　新しい仲間にも巡り会えて生き生きとしていた
　初めて手にしたギターに夢中になって
　新しい仲間とバンドを組んで練習に励んでいた
　そんな君は生き生きと輝いていた

　それから君は
　　　　　　　また嫌がらせを受けた
　今度は以前よりも
　　　　　　　　君は強くなっていた
　僕は外側から君を見守ることしか
　何にもできなかったけれど
　君は試練という苦痛も
　　　　　　友情も恋も失恋も経験しながら
　少しずつ大人に近づき
　今、君は女に生まれ変わろうとしている

　これからも試練は幾度も訪れるだろうが
　自分の力で乗り越えて
　これから始まる新しい世界で
　君は自分の夢を掴むため
　強く生きて欲しい

　目の前はどんな道

　　旅支度を始めたものの
　　君の優しさに後ろ髪を引かれる
　　君の贈る言葉が身に滲みる

　　僕の目の前の道は霧で見えない
　　君の云うとおり
　　僕の前には道がないかもしれない
　　大きな谷底が待ち構えているかもしれない

　　本当は不安でとても怖いのだ
　　後戻りして
　　君のいる道に戻りたい弱気なのだ

　　でも勇気をだして
　　自分の道は
　　自分の足で踏み固めて歩かなくては

　　自分の夢は
　　掴み取れないから

　　僕の進む道が
　　どんな茨の道で
　　幾多の試練があろうとも

　　何時か何処かで
　　また君に逢えることを信じて

　　夢を掴むために
　　僕の決めた道を歩き続ける

さようならはいいたくない

　君には唐突に
　思えるかも知れないが
　間もなく僕は旅立つ

　君に嫉妬していたんだ
　君も君の友達も優しかった
　優しさのぬるま湯にいたら
　僕は駄目になってしまうと自覚したんだ

　本当は　やせ我慢して
　ぶりっ子を演じるのに疲れたんだ
　君に本当の姿を知られるのが怖かった
　君に嫌われたくないと必死で
　君に合わせようと背伸びして
　内側がボロボロの仮面を繕っていた
　もう半分　剥げ落ちているけれどね
　ずるずる引きずりながら
　惨めな屍を君の前に晒したくない
　そうなる前に爽やかな気持ちのままで
　君の前から立ち去りたい
　ただ　それだけさ

　これで終わったわけではないんだ
　終われば始まりがあるっていうこと
　当たり前だけれど忘れていた

　間もなく僕は
　新たな世界に旅立つ
　君には遠く及ばないが
　僕を必要としている人が待ってるから

　我が儘な僕を許しておくれ
　今日までの変わらぬ友情に感謝している
　願わくは　これからも
　永遠に変わらぬ友情を
　君の涙は見たくない
　君には笑顔が似合う
　僕たちの友情は変わらないよ
　だから　さようならではなく
　行ってきます
　
　もう行かなくちゃ・・・

C h a n g e

山々が紅く
染まる季節なのに
まだ夏の残暑
居座り続ける
少し遅い
季節の
バトンタッチ

雨の匂い
風に運ばれて
静かな
秋の景色
連れてくる
より深く
紅葉
燃えながら
こころの水面に
波紋を
たたてゆく

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素直なこころ

気がつけば
見栄や名誉に
酔いしれて
嘘吐き
一人芝居してきた

澱んだ水のように
虚栄が綻び始め
あまりに自分が
腑甲斐なくて
萎えでいた

　　さぁ
目を覚ましなさい
一度きりの人生
　素直な
こころの人間が
どれほど素晴らしいか

「ありがとう」
　　と
素直に云える
こころを持ち続けたい

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妖精の囁き

あれから季節は
幾たびめぐったことでしょう
暑かった夏も終わり
青空にコスモスの花が映える
季節がまたやってきました
今日　あなたの詩を読みました
あなたの心を知ることが出来ました
あの頃のわたしは
自分のことで精一杯でした
年齢差が雲の上の存在に感じられました

あなたは今日も
その指先からあなたにしか
書くことのできないことばを
ひとつひとつ
紡ぎ出していることでしょう
人間愛とはどういうものなのかを
気づかせてくれたあなたの詩を読み
とても価値のある出会いをしたことを
胸に刻み
遠く同じ空の下で
わたしも
あなたの幸せを願って
一生懸命生きています

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悔いor後悔

悲しいくらいに雨がシトシト降っている
昨日は、ちょっぴり悲しいことがありました
あなたの手紙がなければ
わたしは、やけ酒、フテ寝だったでしょう
でも、なんだか冴えないなりにも
生きているってことは幸せなんだと考えて
返事を書かせて頂いています

悔いを残すと後悔するとでは
どう違うのですか ?
わたしは後悔をしても
悔いは残したくないと思うのです
わたしの青春は
後悔の連続で繋がっていると思ってます
それというのも
わたしは、後悔ばかりしているからです

過去を悔やんでも仕方がありません
わたしは前を向いて
背筋を伸ばして歩いて行こう
時たま、自分の子供ぽさに苛立ってしまいます
自分で勝手に疑問を出して
その結論の様なものに、一人で納得しているのです
自分が嫌い嫌い嫌い
自分が情けなくて
今のわたしは矛盾の固まりです
きっと明日は明るい光が射し込むでしょうか　　　

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未完の愛

刹那に消えた初恋は
今だから笑えるけれど
すべてが幻想だった
わたしはヒマワリのように
目も眩む陽射しの中で
太陽ばかりを追いかけていた

愛おしさに
想いは風船のように膨らみ
やがて破裂してしまった
お互い見る夢が違っていた
目の前が真っ暗になり
深い闇の底に突き落とされた
ショックという稲妻が全身を駆けて行く

自分の世界しか頭になかった
未完成の愛は甘く切なく
ほろ苦いコーヒーの味
なにも言えずに微笑んで
こころのなかで泣いていた
だから今だけ
コーヒーカップ片手に
ひとりで想い出に浸らせて

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ラストチャンス

私の日記には空白のページが
一週間以上続いている
突然、奈落の底に突き落とされたように
生きているのか　死んでいるのか
精神的に追いつめられている

きっと、この苦しみは
新しい自分というものが生まれる
胎動期と理解したい
私は、そっと眼を閉じ祈った
私自身どうにもならない
この苦悩からお救い下さい
いっそ死んだ方がどれほど楽かしれない
私の力ではどうにもならない
私を生んだ創造主に祈る

静かな、ここしばらく味わったことのない
静寂と安寧に満ちた気分に包まれた
突然、苦悩という漆黒の闇に
一筋の光が見えだした

吾を神の国に導き賜え
そして正なるものを授け賜え
今日から私の新しい第一歩が始まるのだ
自分に悔いがないような生き方をしよう
もう過去へ引き返すことは許されない
　
　生きよ　　生きよ

　今ある人生を

　強く生きよ

　これが人生のラストチャンスなのだ

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哀しみを運ぶ雨

今日の私は、昨日と少し違う
そう自分に言い聞かせて
新しい日を迎える

今日は朝から雨だった
独りぼっちで迎える朝は
流れるＢＧＭに哀しい想い出が
重なって雨の滴が涙に見えた

悔やんで泣いて心が壊れて行く
哀しい想いを逝きなさい
雨と一緒に流れなさい
今は、このまま
降る雨と共に流されたい

街角をカラフルな傘の群が
忙しそうに通り過ぎて行く
雨が止んで陽が射して
虹が出たら壊れた心が
元に戻れるだろうか

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『大切な一つ』

　あなたの大切なもの何ですか? 　
その大切なもの下さい　
とても大切だから　
一つだけにします　
あなたを想う気持ちだけ
　大切だから抱きしめます
　一つだけのその気持ち
　あなたにもありますか?
　大切な愛のこころを

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『明日はどんな日』

　明日の天気はどうかしら ? 　]
晴れたら　花見に出かけよう
　カラフルな花々に魅了されながら
　曇りなら　サイクリングに出かけよう
　汗かいて憂鬱気分を吹き飛ばそう
　雨なら　家で本でも読もう　
主人公と一緒に涙ながしながら
　風が吹いたら　風船飛ばそう
　手紙を添えて飛ばそう
　見知らぬあなたへ
　初めましてを添えて

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『想いは心の海へ』

伝えたい伝えられない
ありふれた言葉だけれど
想いを綴った手紙届けたい
届けられない
勇気がないために出し損なった手紙
そっと心の奥の引き出しに
鍵かけて大切にしまいます
この手紙いつか渡せる日がくるだろうか
いつ ?
きっとムリ
私の手は一生届かない
頭では納得してるけれど
心が泣いている
きっとこの想いは届かない
それはわかっているけれど
理解するには心がとても痛すぎる
あなたに出さなかった手紙は
　そっと心の海へ流します

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『裏切りのシークエンス』　

世の中って　
自分の思い通りにならないね
　想っていたことと逆が多い

　伝えたい伝えられない　
このもどかしい気持ち
　心がこんなに熱いのに

　届けたい届けられない　
あなたにはいるから　
私でない意中の人が　
どう想ってみても　
心にすきま風が・・・

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『心の切り札』

あなたは心に蓋をして
瞑想にふけっている
あなたを救える者などいない
誰のための瞑想でもなく
答えを得るためでもない
真実を求めて
あなたは心のカードを切る
幸福な未来へのチャンスを賭けて
人生の隠された真理を求めて

あなたのカードは何 ?
クラブのジャックは
あなたの暗い心の表徴
スペードのエースは
心の闇を切る勇気の剣
ダイヤのクィーンは
幸福な未来へのパスポート
ハートのエースは
あなたの秘めた恋
真実の愛永久の愛

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『仮面の私』　

あなたを愛している
と言ったら・・・・　
きっとあなたは
　信じないだろう　
あなたの胸にいる私は　
虚像のわたし　

私は仮面を被っているから　
素顔はあなたに見えない　
でも仮面の中の　
私の心が泣いている　

私の秘めた恋　
本当の愛に出逢えたら
　そっと仮面を外そう

『根無し草』　

世間の冷たさに　
心の扉を閉ざして
ぼんやり煙草を吹かしながら　
世の中を斜めに見ている私を
　突然、あなたは煙草を
　取り上げ叱ってくれた

　私の人生は根無し草　
あなたも同じ根無し草　
お互い心が乾いてる
　心の傷を引き摺りながら
　孤独を背負って　
一人淋しく街を歩く
　人生という河の流れの
　うたかたなのさ　

　　　あなたは私を子供扱いしてる　
もう子供じゃないわ　
似たもの同士だから　
あなたのそのニヒルな
その瞳に惹かれるの
あなたの淋しい背中に惹かれるの

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『あなたへの応援歌』

今にも降り出しそうな
頭上を覆う淀んだ厚い雲
心に雨を降らすように
孤独を背負って一人淋しく街を歩く
夢を求めては挫折し
探し求める出口が見えず
憂鬱な闇に落ち込んで行く
心が壊れて行く辛いんだね、
悲しいんだね
愛に飢えているだね
何にも手助け出来ないけれど
本当の自分を求めて
大いに悩んで、
いっぱい笑って
いっぱい恋をして
不安や悲しみを乗り越えて
精一杯生きようよ
今はまだ不安だけれど
いつか自分の歩いてきた道に
誇りを持てる日が必ず来る
きっと明日は
素晴らしい明日であることを
そう信じてます

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『幸せはどこ?』

今あなたは幸せですか ?
幸せを感じるのは
なにもかも上手くいっている時だけとは限りません
孤独な闇の中にいようとも
夢を持ち続けて自分を信じているなら
それが幸せだと思います
あなたが想いを寄せる人がいて
その人を愛しく想うことは
たとえ片思いでも幸せだと思います
慈しむ優しい心が幸せの風を運んでくるのです
幸せは　
あなたしだいでやってくるのです
今は辛く苦しくても
きっと幸せだったと感じる時がくるはずです
愛する人を想う心こそ
幸せなのだと思います

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